2022年７月11日、京都大学－清華大学環境技術共同研究・教育センター（CRECET、以下、日中センター）の協議会の総会及びオンラインセミナーを実施いたしました。
現在、日中センターを支える協議会（企業群）の会員企業は28社からなります。協議会総会は、岸野宏幹事長（(株)クボタ）の進行のもと、三野禎男協議会会長（日立造船(株)）が議長を務め、昨年度の活動報告、今年度の活動計画、役員などについて審議・承認いたしました。今年度も日中センターが実施する様々なイベントに協力していただけることになりました。
続いて、協議会企業に向けたオンラインセミナーを実施いたしました。本セミナーは第1回は昨年10月に、第2回は本年3月に実施されたものに引き続いて、第3回オンラインセミナーとして実施されました。講師は、京都大学工学研究科附属流域圏総合環境質研究センターの西村文武准教授で、「下水および下水処理における情報活用－その新たな可能性と課題―」について講演をしていただきました。下水道の社会資本としての新たな役割、それを支援・実現するモニタリング・センシング技術や、情報処理・活用技術、そして課題について、紹介され、下水は地域の実情を反映する”情報”の宝庫であり、それを活用することで、新たな下水道の役割を付与する可能性があると述べられました。
企業からの関心も高く、多くの質問が寄せられました。本分野での国内外での企業との共同研究に発展することが期待されます。
