2021年3月26日、京都大学-清華大学環境技術共同研究・教育センター(CRECET、日中センター)主催の2021年日中環境技術共同研究・教育センターのOnlineセミナーおよびアジアの環境に関する報告会を開催しました。Onlineセミナーでは、2021年度で京都大学を定年退職する田中宏明教授が講演しました。
例年3 月に行っていた学生インターンシップが、新型コロナウイルスによる世界的な流行により中止となったため、Onlineセミナー及び報告会を開催いたしました。両大学学生や教職員のほか、卒業生や学外関係者など、100名を超える参加者により、活発な意見交換が行われました。
Onlineセミナーでは、京都大学の高岡昌輝 教授からの開会挨拶の後、日中センターの中国側主任、中国清華大学研究生院副院長の胡洪営教授、日中センター協議会の三野禎男会長と矢尾眞幹事長からの挨拶がありました。これまでの日中センターの活動を支えて来られた方々への感謝に加え、田中宏明教授の業績に改めて謝意が述べられました。今後、日中センターがさらに発展することへの期待が述べられました。
続いて田中宏明教授より、「One water, one health, one environment-これまでと今後」の記念講演がありました。田中先生の業績と日本の水に関する研究が熱く語られました。中国清華大学の左剣悪教授、王偉教授、管運涛教授より最新の研究成果について発表講演がありました。最後に、西村文武准教授から閉会の辞が述べられ、Onlineセミナーは無事終了しました。
アジアの環境に関する報告会では、京都大学の中田典秀講師からの開会挨拶の後、京都大学OB/OGである韓国Korea Institute of Civil Engineering and Building TechnologyのDr. Ilho Kim、バングラデシュJashore University of Science and TechnologyのDr. Gopal Chandra Ghosh、インド環境省のDr. Vimal Kumar Hatwal、マレーシアUniversiti Teknologi MARAのDr. Marfiah binti Ab.Wahid、韓国Anyang UniversityのDr. Suchul Yoonよりアジア各国の環境に関する研究紹介及び研究成果報告がありました。最後に、京都大学 井原 賢 特定助教の閉会挨拶により、アジアの環境に関する報告会は無事終了しました。